オディロン・ルドンと云うと、
色彩豊かな花の絵と、 ぞわっとするようなモチーフや黒の絵との、 極端な差が、昔から心に引っかかっている画家。 どちらもどこか不思議で、とても惹かれるのです。 今回も(例によって) 『ぶらぶら美術・博物館』や 『日曜美術館』で予習をしてから行きました。 実際に観るとますます、 絵を思い出して、心にじわじわと迫って来る… ルドンとは、一度でいいから、じっくり話をしてみたい。 鑑賞というのは、観る者にゆだねられているのだろうけれど、 どうしてこの構図になったのかとか、 預言者の絵の胸の中についてとか、 とても興味深い話が聞けそうで。 Cafe1894では、 『グラン・ブーケ』↑(写真はお城で飾られていた場所を再現したフォトスポットです)にちなんだケーキを。 爽やかで、とても美味しかった。 (向かいは、開館8周年にちなんだ「8」みつカフェオレを飲みながら図録を読む父)
歴史のある建物を観るのは大好きです。
そこで時を過ごす贅沢… Store1894で見つけたお土産は、布の缶バッジ。
ルドンが装飾品のデザインもしていたことを初めて知りました。
ほほうー。 このバッジは、ルドンの絵の一部を模したものですが、 その絵をもとに織られたゴブラン織は、肘掛け椅子に使われていました。 夏、Tシャツなどに付けたいな。
館内からの景色・・・丸の内っぽいわ(笑)。
** ルドンの絵を初めて観たのは、 1989年、東京国立近代美術館『オディロン・ルドン展』でした。 全てにおいて私の三歩くらい先を歩いていた友人とふたりで。 (一部の)絵を観て気味悪がっていた私とは対照的に、 彼女はすごくおもしろそうに観ていたっけ。 それが確か、中学校の卒業式の日だったのですよね。 午前中に式を終えて(中高一貫だったので涙はちょっぴり)、 彼女に連れられ、お昼に銀座の竹葉亭で(私は人生初の)鯛茶漬けをいただいてうっとりし、 午後に美術館に行ったような。 ルドンの絵と共に、心に残る一日になりました。 その友人とは、高校卒業後は年賀状のやり取りだけになってしまいましたが、 彼女は美大に行って、卒業後は確かジュエリーデザイナーになって。 お子さんたちはもう、私たちが『オディロン・ルドン展』に行った頃の歳かしら。 時の流れを感じます・・・ 今でももちろん、彼女は私の三歩先を歩いているに違いない。 |
昨日は少し肌寒かったですが、
すっかり春めいて、お出かけ日和が続いています。 木々も、花々も、ことしはずいぶん急いでいて、 季節が半月くらい早く進んでいる感じです。 昨日は母の月命日。 父・姉といつものお墓参りのあとに、 銀座のACギャラリーさんで行われている 河田ヒロさんの個展に行きました。 素敵な作品に癒されましたー 今日は一日、仕事の合間合間に 河田さんの本を読んで過ごしました。 ページをめくっていると、河田さんのイラストや文章に触発されて、 記憶の中からきらきらしたものがよみがえってくるような、素敵な本です。
読むのは数年ぶりでした。
この数年間で経験したことや気づいたことが、また新しい視点となる。 再読を楽しむことは、歳を重ねたごほうび・・・かな。 昨日は、自分の体調がすぐれず、 ギャラリーでほぼ座っての鑑賞になってしまい、申し訳なかったです。 寒暖差や、花粉症に加えて、 湿気がだんだん多くなるこの時季は負担が大きくて、 いろいろ変調が起こります・・・ それも例年より、半月くらい早いなぁ。 湿気に慣れるまでの辛抱ですね。 そうそう、 ACギャラリーさんに、 ことしの「藤野ぐるっと陶器市」のパンフレットが置いてあったので、いただいて来ました。 昨年初めて行きましたが、とても楽しい一日でした。
昨年購入した鳥のブローチ↗は、
最近はロングカーディガンの前を留めるのに愛用しています^^ ことしも行けるといいな。 |
毎年恒例、マーマレード作り。
ことしは3月半ばに、
いつもの農家さんで、夏みかんを購入しました。 おばあちゃん、ことしもありがとう。 お元気でいてくださいね。 購入してすぐ二回ほど作りましたが、 味見をして、なんとなくですが、 実が少しだけ若い気がしたので、 10日ほど寝かせてみました。 (なんとなく感じる、ということを、拾いたい次第)
そして、マーマレード作り再開。
そうだ、この味、と感じました。 「熟(な)れた」感じ。 それに、果実としての食べ頃を少し過ぎた方が、 果肉が内袋や筋から離れやすくて、助かる^^ 毎年何回も作りますが、 いつも小さな気づきがあり、それが楽しいです。
私のマーマレード作りは、6年目。
母のように、出来る限り作り続けていきたい。 喜んでもらえたら、それがうれしい。 ことしは何瓶、できるかな♪ |
棟方志功の作品を、
柳宗悦との師弟関係からひも解いていく展示。 作品を見て、その仕上がりを味わうことに加えて、 どのような状況で、どのような思いで、制作されたのか? 関連のある書簡や器などが一緒に展示され、 とても興味深く、おもしろかったです。 今回はテレビ番組の 『ぶらぶら美術・博物館』と 『美の巨人たち』(濱田庄司の回)で 予習して行ったこともあり、 少しミーハー感(笑)もありましたが、 解説を思い出して、楽しみました。 今回も、もう、どうしよう!?というくらいに、見応えがありました。 棟方の作品だけでなく、 河井寛次郎や濱田庄司の器、 丹波焼も、朝鮮陶器も、染付も。 外に出て、深呼吸。 ことしも梅の花がよい香りでした。
寒いせいか、まだ七分咲きくらいだったかな。
来月には、木蓮の花も咲くのね。 今回はショップで、 柳の書物『南無阿弥陀仏(付心偈)』を購入しました。
柳は思想家であり、宗教家であり、
仏教の観点からみた美学の書物も必読だと思いつつ、 これまでは主に民藝について書かれたものばかり手に取ってきました。 でも今回は、 『心偈(こころうた)』をきちんと知り 心に刻みたいと思いました。 ああもう、ワクワクして、ドキドキする。 ** さて、日本民藝館に行った時の「食の楽しみ」といえば、 日本近代文学館のBUNDANさんでごはんやスイーツをいただくか、 ル・ルソールさんでパンを買うか、 駅近くのコロラドさんでゆっくりコーヒーを味わうか・・・ 今回は、ル・ルソールさんへ。 真剣に選んだ結果。
もう、本当に美味しいですよね。
私は、 ル・ルソールさんと、 イノウエベーカリーさんと、 ポンヌフさんのパンが、大好きだー!! と、心の中で叫ぶ。 (一つには絞れない) |
皆さま、あけましておめでとうございます。
ことしも皆さまにとりまして、 どうぞよい年になりますように・・・ お健やかにお過ごしください。 元日、東京は穏やかな日和でした。 ご近所の八幡様へお参りへ。
お煮染めだけは^^;作ります。
実家にあるお重に詰めてみました。 お雑煮は、姉が丁寧な下ごしらえをしたもの。 3日は、恒例の箱根駅伝復路の観戦。
4日は、ちょっとお買い物。
欲しいなぁと思っていたキッチン用品を。 ことしも、いろいろ作りましょう。 そうそう、新年早々に閉店の悲報が・・・ 地元にあるRose Bakeryさんが14日で・・・ うう、悲しい。
ヴィクトリアケーキも、とっても美味しい。
今までごちそうさまでした。 ことしは、自分でもスープを上手に作れるようになりたい、 と思う次第。 年始には目標をあれこれ考えますが、 だいたい、料理にまつわることになってしまいます。 春になったら、3歳になるジェレミーさん。 まだいたずらもよくします・・・ そろそろ落ち着くかしら。
ことしも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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